なぜ青黒が勝ったのか?
2010年12月13日 【MTG】 スタン世界選手権も終わり、続々とレポが出てますね。自分は配信見てただけなのでなーんも満喫してないんですが、行かれてた方は遠征お疲れ様でした。
して、本題ですが、なぜ青黒が勝ったのか?について自分なりの考察を書いておきます。というか、整理のための自分用メモ帳なんで、んじゃこのチラ裏はぁ!とかなったらごめんなさい。
・世界選手権のメタゲーム
まずはメタゲームから以下が今大会の使用者数である。
トップがヴァラクートで約32%、ここは問題ない。しかして次が自分の中で意外であった。青白コントロールが17%で次点なのである。自分は青黒コントロールがNo.2であろうと読んでいたし、ビートももっと多いと読んでいた。ここに青黒が勝った大きな理由が潜んでいるように思う。
ついでに、某所からの転載ながら4-1-1以上のデッキ分布
【基準以上数 / 総数 (%)】
まず誰もがまず、”ヴァラクートに勝つ”デッキを模索した事だろう。ヴァラクートに勝つには以下のような方法があると考えられる。
• 真に致命的なカードを相手のデッキから抜く(記憶殺し)
• 致命的なカードを打ち消す
• 致命的なカードプレイさせない(土地割る、島にする、加速を打ち消す、ハンドを落とす)
• 返し(反逆とか、マイコンとか、手綱とか、ラスとか)ができる
• キーカードに強いカードをたくさん積む(レオニン、イグナス)
• ターンがそれなりにはかかるのでそれまでに試合を決定づけてしまう(速いデッキ全
般、白昇天の設置など)
これらを多数できるデッキが有利であると言われるデッキになる。単純にヴァラクートに勝つだけなら、赤単なり、ボロスなり、吸血鬼を使えば良い。しかし、確実に勝てる相性という訳ではないし、また、各デッキとも構成によるが、青白を得意としていないという弱点もある。
ここで、一般的な思考の流れを考えると、今回のメタゲームがみえてくる。
1. ヴァラクートに勝つデッキを模索
2. 考えた挙句、ヴァラクートが最強と判断、ヴァラクートへ流れる。
もしくは、他のTier1群のデッキにも相性が悪くなく、ヴァラクートへの解答も基準以
上に満たし、安定する青白又は青黒へ流れる。
である。ここまで読みさらにそこをメタった形で、デッキを製作されていたのがキブラーの青白とChannelFireball製の青黒であった。キブラーの青白の完成度は非常に高く、青白というカラーでは最高にメタに合っていたと思う。しかし、ひとつの致命的な弱点がある。
ChannelFireball製の青黒に不利なのである。
ChannelFireball製の青黒が不利なデッキは早いデッキ、横に並べるデッキである。具体的に言うと、アーマー、ボロス、赤単、吸血鬼、エルフなどである。これらのデッキは全体を合計しても約19%であり、ChannelFireball製の青黒は、上位のヴァラクート、青白、同型の内、森勝型などには微有利~有利で戦える構成であったのだ。
まとめるとこうなる。
・ ChannelFireball製の青黒は7割以上のデッキに有利に戦えるデッキであった
・ ビート特にボロスには最高の環境であった。ボロスやビート総数が多ければ青
白の上位者の割合は増えただろうと思う
・ 上位卓に青白、ヴァラクートが残ったために、結果的にそこに強い青黒が残り
すぎてしまった
・ 世界選手権に出るようなプレイヤーはハンドが見れれば100倍強いため、その
分のアドバンテージが一般的なダイア以上に大きかった
ということだろう。今回で改めて ChannelFireball の読みの凄さに気づかされたし、キブラーのデザイン能力の高さには毎回驚かされる。
結局、僕らは、一歩遅れざるを得ない。
して、本題ですが、なぜ青黒が勝ったのか?について自分なりの考察を書いておきます。というか、整理のための自分用メモ帳なんで、んじゃこのチラ裏はぁ!とかなったらごめんなさい。
・世界選手権のメタゲーム
まずはメタゲームから以下が今大会の使用者数である。
ヴァラクート 114 32.39%
青白コントロール 59 16.76%
青黒コントロール 51 14.49%
吸血鬼 28 7.95%
赤青緑 22 6.25%
白(単)アーマー 18 5.11%
ボロスウィニー 15 4.26%
青緑《起源の波》 10 2.84%
赤単 9 2.56%
緑単エルドラージ 7 1.99%
黒青緑 6 1.70%
緑単《モニュメント》 5 1.42%
エルフ 3 0.85%
感染 1 0.28%
紅蓮術士の昇天 1 0.28%
青黒赤コントロール 1 0.28%
青赤PWC 1 0.28%
白単ウィニー 1 0.28%
トップがヴァラクートで約32%、ここは問題ない。しかして次が自分の中で意外であった。青白コントロールが17%で次点なのである。自分は青黒コントロールがNo.2であろうと読んでいたし、ビートももっと多いと読んでいた。ここに青黒が勝った大きな理由が潜んでいるように思う。
ついでに、某所からの転載ながら4-1-1以上のデッキ分布
【基準以上数 / 総数 (%)】
ヴァラ 13 114 11.4%
青黒 10 51 19.6%
青白 6 52 10.2%
ボロス 4 15 26.7%
吸血鬼 2 28 7.1%
黒青緑 2 6 33.3%
赤青緑 1 22 4.5%
クエスト 1 18 5.6%
エルフ 1 3 33.3%
まず誰もがまず、”ヴァラクートに勝つ”デッキを模索した事だろう。ヴァラクートに勝つには以下のような方法があると考えられる。
• 真に致命的なカードを相手のデッキから抜く(記憶殺し)
• 致命的なカードを打ち消す
• 致命的なカードプレイさせない(土地割る、島にする、加速を打ち消す、ハンドを落とす)
• 返し(反逆とか、マイコンとか、手綱とか、ラスとか)ができる
• キーカードに強いカードをたくさん積む(レオニン、イグナス)
• ターンがそれなりにはかかるのでそれまでに試合を決定づけてしまう(速いデッキ全
般、白昇天の設置など)
これらを多数できるデッキが有利であると言われるデッキになる。単純にヴァラクートに勝つだけなら、赤単なり、ボロスなり、吸血鬼を使えば良い。しかし、確実に勝てる相性という訳ではないし、また、各デッキとも構成によるが、青白を得意としていないという弱点もある。
ここで、一般的な思考の流れを考えると、今回のメタゲームがみえてくる。
1. ヴァラクートに勝つデッキを模索
2. 考えた挙句、ヴァラクートが最強と判断、ヴァラクートへ流れる。
もしくは、他のTier1群のデッキにも相性が悪くなく、ヴァラクートへの解答も基準以
上に満たし、安定する青白又は青黒へ流れる。
である。ここまで読みさらにそこをメタった形で、デッキを製作されていたのがキブラーの青白とChannelFireball製の青黒であった。キブラーの青白の完成度は非常に高く、青白というカラーでは最高にメタに合っていたと思う。しかし、ひとつの致命的な弱点がある。
ChannelFireball製の青黒に不利なのである。
ChannelFireball製の青黒が不利なデッキは早いデッキ、横に並べるデッキである。具体的に言うと、アーマー、ボロス、赤単、吸血鬼、エルフなどである。これらのデッキは全体を合計しても約19%であり、ChannelFireball製の青黒は、上位のヴァラクート、青白、同型の内、森勝型などには微有利~有利で戦える構成であったのだ。
まとめるとこうなる。
・ ChannelFireball製の青黒は7割以上のデッキに有利に戦えるデッキであった
・ ビート特にボロスには最高の環境であった。ボロスやビート総数が多ければ青
白の上位者の割合は増えただろうと思う
・ 上位卓に青白、ヴァラクートが残ったために、結果的にそこに強い青黒が残り
すぎてしまった
・ 世界選手権に出るようなプレイヤーはハンドが見れれば100倍強いため、その
分のアドバンテージが一般的なダイア以上に大きかった
ということだろう。今回で改めて ChannelFireball の読みの凄さに気づかされたし、キブラーのデザイン能力の高さには毎回驚かされる。
結局、僕らは、一歩遅れざるを得ない。
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